« 2017年3月5日 - 2017年3月11日 | トップページ | 2017年3月19日 - 2017年3月25日 »

2017年3月12日 - 2017年3月18日の記事

2017年3月14日 (火)

内科診療とかその他

 と、云う訳で健康の話

 糖尿病の話は既に此処数年断続的にしているのだが、最近話が高まって来ているのが腎臓の話

 糖尿病で入院した翌年、夏のミケで『ジェノサイドの再来』と呼ばれる灼熱地獄が観測され、有明に場所を移してからは伝説となった『コミケ雲』が発生した
 コミケ雲とは、暑い時期に天井が高い建造物に人間を大量に押し込むと汗・呼気等の水分が、人間の体熱により出来る上昇気流(天井が高いと上空は冷めた空気が出来るので、人間の居る地表面との温度差が出来、上昇気流になる)に乗り上空に持ち上げられ、冷えて結晶化して出来る『雲』である
 まぁハッキリ入道雲みたいに出来る程ではなく、何となく靄と云うか霧と云うか…と云う程度ではあるのだが、冷房設備が晴海時代と格段の差が有る東京ビッグサイトでは出来ないモノと認識されていたのだが、2013年の夏に有明で始めて観測された

 さて、その時の私と云えば、脱水症状で死に掛けて仕舞い、3日目はドクターストップ(強制入院)で当時土・日・月で開催された月曜日に不参加、その日の朝から入院して生理食塩水を兎に角点滴で打ち込み続けたのだが、小便が出たのが火曜日の晩だった…と云う無茶な状態になっていた
 兎に角、外では汗が止まらず、一定以上行くと気分的に『水分を欲しなくなって』行き、更に進むと『水を飲んでも吐く』と云う自力では水分補給が出来なくなる所まで行くのだ

 で、この一件が私の腎臓に結構深刻なダメージを与えており、既に4年目を数える今になっても腎臓の健康数値が常人の半分以下である
 腎臓と云うのはソモソモ健常者は2つ持って生まれ、最悪、1つを移植のドナーとして提供しても生きては行ける…詰まり、健常値の半分でも生命活動は継続できる様にはなっている臓器である
 ただし、ソレは『健常値の半分の数値でも何とか生きて行ける』と云うだけであり、コレを切ると結構厳しい話になる訳で…

 実際を云うと、現在の私の数値は健常値を100とした場合で37前後…40を割っているのである
 上記2013年の夏に60を切って2015年に50前後、2年で10前後づつ落ちてる計算になる
 で、この数値が15~20、詰まり、健常者の1/5程度の腎機能しかないと判断された辺りから人工透析と云う選択肢しかなくなるらしい

 で、糖尿病の合併省の一つにやはり腎症と云うのが有り、2013年のアレで起きた腎障害が引き金になって糖尿病からも悪さをして来たので、本来ならばある程度落ち着けば回復する筈の数値が更に落ちてるのではないか、との診断である

 さて、このまま放置すると碌な事が無い、と云うのは判るので、糖尿病内科の医者の勧めで腎臓内科にも行く事になったのだが…その辺は天下の東大病院は総合病院だけあって、院内紹介と云う事で紹介状を書いて貰ったり云々と云う手間は取らずに診療が可能になった

 先日、その腎臓内科に行ったのだが…糖尿病性腎症が悪さをしているのは確定として、他にも原因が無いか入院して調べさせろ、と云って来たのには吃驚した
 そんな話は全く聞いてなかったので青天の霹靂である
 糖尿病性腎症の場合、腎臓内科で手を出せる部分は基本的に無く、糖尿病の症状を良好に保つ事が基本路線になるとの事で、他の病因が有ればソコを治療する事で、現在の数値の落ちを緩やかに出来る(基本、腎臓と云うのは、ある程度年齢を重ねると、数値は経年でも落ちるのだが、病気に因ってその傾斜が急になっている訳で…ソレを少しでも緩やかにするのが腎臓内科の仕事なのだそうで)だろうとの見立てである

 で、突然ソンな事を云われても、どうもこうも無いので取り敢えず入院は出来るだけ回避の方向を意思表示、糖尿病内科の医師と相談する旨話してその場は終らせた
 更に次に腎臓内科として呼ばれた時に、担当医がオーダーした検査が結構な量で(基本、血液と尿なので、検体提出は変わらないのだが、検査項目が大量に有ったらしく、その日の診療費が危うく桁を一つ上げる所だった…)当日中に結果が出切らない部分がるとの事であった
 更に、この検査日の前に糖尿病の担当医から『多分、他の病因は出ないと思う(確立1~2割程度)』との見立てが来た事も有り、腎臓内科の担当医は未だ入院に未練は有るが、その『当日出ない検査結果を見て』と云う事でその日も無事終了した

 更にその次の診療が先日だったのだが、検査結果は陰性、詰まり糖尿病の担当医が云った通り『他の病因が出る可能性は著しく低い』と云う結果が出たので、取り敢えず入院の話は当面消える事になった

 さて、上記数値の話に戻ると、現在40を切っており年10程度落ちてるとなれば、2年後には20を切る…つまり人工透析の御世話になる角度になってる訳だが、此処最近の落ち方は緩やかになっている
 コレの原因は不明と云えば不明、強いて云えば一昨年下旬…10月辺りから体重抑制を始めて、78Kg強をマークした体重が今は月平均70Kgを割っている所まで落とせたのが良い方向に作用したのかも知れない

 腎臓の計測値は深刻にならない限り、毎月取っても余り意味の無いものらしく、大体3ヶ月置きに取っていたのだが、最近は微増~微減を繰り返し、年でも2~3落ちるかどうか…と云う程度である
 まぁ元の数値が既に低くなっているので、ソレでも場合によっては5~7年後には透析…となる可能性がなくも無い訳だが、取り敢えずの処方として血圧降下の内服薬が新たに処方された

 腎臓と云うのは血液のろ過装置であり、イメージとしてはマンマろ紙又は濾過用の布と云ったモノらしいのだ
 で、コレが炎症を起こすと目が粗くなり、不純物を除去出来なくなる…で、不純物が混じった血液が循環する事で更に腎臓を傷める…と云う負のスパイラルが発生するのだそうで…
 ただ、此処に血圧と云う別のファクターが存在する
 詰まり、目の粗いフィルターでもろ過する液体の水圧が低ければ不純物除去の精度は上がり、ソレだけ臓器に掛かる負担も落ちる…と云う事で、フィルターの目を細かいモノに戻す手は無いが、不純物除去の効率を上げるのに血圧を抑える必要が有るのだ、と云う事だ

 さて、糖尿病・乾癬・腎臓病と不治の病を結構な数抱える状況になった訳だが、では大元に有ると思われる糖尿病について
 先日、こんなNETニュースを見た

iPS細胞移植で血糖値低下、東大などサル実験で成功...5年後の臨床目指す〔読売新聞〕

 さてさて、取り敢えず猿に対する実験で…と云う事だが、iPS細胞が有効に働く事が実験結果で出た旨発表された訳だが
 折りしも東大で…と云う事なので、先日の通院の際、糖尿病内科の担当医に話を振ってみた
 で、返ってきた答は『あぁ、その記事なら知ってますが、今の段階、基礎医学の部分での検証結果ですから、直ぐ臨床になる訳では…』と云う事である
 で、よく記事を読み直してみる…あ、確かに『宮島篤・東大教授(分子細胞生物学)』と記載されている

 基礎医学と臨床医学、余り知られていない…と云うかそんな事知らなくても一般生活には全く関係ない知識では有るが、この2つには厳密な区別が有る
 まぁ私も別にその道を研究した訳では無く、数年間医学部の学務事務を担当していた、と云う程度ではあるのだが…
 ぶっちゃけると、取り敢えず理論を立てて、万一間違えても人を殺さない様に動物等で実験し、理論を立証する分野が基礎医学、基礎医学が立証した理論を人間相手に応用し、実際に人を救う作業を行うのが臨床医学である

 基礎医学は『間違っても人は死なない』のだが、万一間違った理論が人に応用されると困るので、結構な年月を掛けて実績を積んで『コレは人に使っても問題ない理論である』と云えるモノを作り上げる
 まぁソコまで実証は出来なくとも、ソコに至るまでの取っ掛かりが開発出来れば(この話のiPS細胞の様に)学会から注目は浴びるし、その分野の研究が活性化される事はある
 研究者としても、話題の分野はやってみたいし、開発者としても色々な環境での実験データが集まるのでwin-winな状況になる事もある
 が、人間に持っていく場合、『万が一にも間違う』事が許されない話なので、2~3の症例が成功したとか、見た目成功していても後々に後遺症が残ったとか、その術式使用が原因で他の症状が発症される事が判ったとか起きない様に、成功例の個体が寿命を全うするまで経過観察を続ける…とか、兎に角、基礎医学分野での時間は非常に掛かるのだ

 まぁそう云う意味では、現在『やっと猿で見た目成功の症例が出来た』と云う段階なので、コレが臨床の場に出てくるまではまだ数年~十数年は掛かると見て良いだろう
 一応、この記事では5年後の臨床を目指す…としているが、飽くまで目標であり、目指した通りに行かない事も侭有る訳で…

 同じく、腎臓病についても腎細胞がiPSで再生可能になれば完治可能になり、人工透析を必要とする人は激減する(多分、生まれた時から腎臓が健常な状態で無い先天性の人とか、適用は難しいと思うので、いきなりゼロにはならんと思うが)事も考えられるが、さて、ソコまで行くまでに私は生きていられるかねぇ…
 お医者さんには(基礎医学の分野でも医師免許は持ってる人は多い…基本、医師免許は大学教育での医学科6年間の課程を修了する事が免許試験受験資格なので、臨床の研修を行わなくとも免許は持てる…ただ、医療機関での一定期間の研修(昔で云うインターンの様なモノ)を修了しない事には単独診療が出来ない…と云うだけである)頑張って研究を早く完成して欲しいモノである

 さて、何時もに比べればチト短いが、それでもソレナリに長いし、今回はこの辺でかな…
 次回は月曜が祝日(春分の日)で休みなので、更新は水曜になると思われ
 その祝日では久しぶりに旧知ドモと野外飯を食う予定なので、その辺とかがネタになるかも知れん
 ソレまで皆様、御多幸を^^

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年3月5日 - 2017年3月11日 | トップページ | 2017年3月19日 - 2017年3月25日 »