« 17年5月速水亮FC大会 | トップページ | 部屋の扇風機等とガスト尾久店 »

2017年5月23日 (火)

明治開化 安吾捕物帖と不連続殺人事件

 と、云う訳で日記系…?
 先日、やっとKindleにインストールしていた上記作品を全て読破出来た
 両方とも坂口安吾作の小説で、安吾捕物帖はシリーズで短編20本、不連続~は長編作品である

 さてさて、坂口安吾及び安吾捕物帖と云う作品は以前にも数回記載したと思うが、2011年10月期にノイタミナ枠で放映されたアニメ『UN-GO』の原案と云う事で興味を持っており、先日バッタもんで佐々木氏が読破後に無料配付していた文庫群に混じっていたので1冊戴き、結局途中からはKindleに青空文庫として上がっていた全作品をダウンロードして読んだモノである
 まぁ併せて作者である坂口安吾にも興味を持って、氏の推理小説としては初めての作品である不連続~も読んだ、と云う訳である
 坂口安吾は1955年2月に没しており、著作権で保護される『死後50年』を経過している為、合法的に青空文庫に上がっているのだ

 先ずは作者である坂口安吾と云う人物だが、1906~1955(享年48)と云うから、明治中期~昭和中期の人であり、処女作発表が1931年と云うから、まぁ戦前~戦後少々までの活躍次期だったのだろう
 1947年に初の推理小説である不連続~を雑誌に掲載開始、その時には既に人気作家になっていた(作家としてブームになったのは1921年発表の『白痴』)そうなので、特に推理小説家として有名な人、と云う訳では無い
(ちなみに安吾捕物帖は1950年に書き始められ、最終作である20話目は1952年の発表である)

 ちなみに横溝正史は1902-1981(享年79)、処女作『恐ろしき四月馬鹿』が1921年、初の金田一シリーズである本陣殺人事件が1948年、絶筆である悪霊島が1980年となる

 …対比すると横溝氏の方が年上だったんだな…ただ、横溝氏は地方出身で実家の薬局を継ぐ為に薬剤師の資格を得て薬局を数年経営していた時期が有り、そこでは小説家稼業に従事していないので、ブームが遅れている訳だ
 処女作の発表年で云えば、横溝氏の方が早いのだが、コレは雑誌投稿作品で、コレを読んだ江戸川乱歩氏に才能を見出されて、半ば強制的に作家として活動する事になった訳で…
 書かれた年代としては不連続~と本陣~がほぼ同時期であったと云うのは、この記事の為に調べた時に初めて知った

 で、作品の方に話は移るが、先ずは安吾捕物帖
 短編でしかもシリーズ最初に序文として『極めてパターン化しており、全5章(作品により多少の変動有り)として、虎之介が海舟を訪ねて事件説明を始めるまで→事件そのものの説明→海舟が推理する→新十郎が真相を暴く→海舟が負け惜しみを云う』と云った旨の説明がある訳だが、まぁ確かにそう云う感じである
 ただ、後半に行くに従って、段々その辺が有耶無耶になっているのだがwww
(海舟のミスリードされた推理を一々考えるのが億劫になったんぢゃないかなぁ…とか邪推するのだがwww)

 UN-GOは…まぁ原作では無く原案、と云えばそうなのだが、結局、第1話位しか原案の事件を踏襲した作品は無いんぢゃね? と云う感じであったのだが…まぁ細かく対比をしている人のページも有る様なので、その辺を調べたい人はソッチを当たって欲しい

 で、読み始めた第一印象が、先ず『読み辛い』であったwww
 兎に角読み辛いのだ…直接面識の有る人のは愚痴った事は有ると思うが、ナンと云うか『講談師が人前で物語を講釈するのに使う台本をその侭冊子にした』感じなのである
 「○○が××を△△したもンだから、たまンない」の様な、文語調・口語調とはまた別の…ナンか云い方は有るのだろうが、私は知らない…な文体で書かれている

 上記の通り明治中期生まれで戦前から小説を書いていた人だから…と云うのは横溝氏も同じなのだが、単語が現代人には馴染みの無い物もフンダンに入っており、横溝氏の小説を数作読んだ後だから挫折せずに読み切れたが、文体の読み辛さが更にソレを増幅させ、最初にコレだったら途中で投げ出していたのではないか、と思える位である

 内容としては基本的にHow done it的な作品であり、容疑者の動機を探る様な事が無い
 複数の容疑者には動機が有り、この状況で起こり得る殺人はどうしたら出来るかを突き詰めると真犯人に辿り着く…と云ったモノである
 wiki情報では、氏は和製ホームズを書きたかったから、このシリーズを始めたと云う旨の記載も有り…まぁホームズも数編の長編以外は新聞の読み物連載だった所為も有り非常に短編で、人間関係を深く洞察する作風は無く、トリックを暴くのが基本になっているし、コレを目指しているなら、そう云う作品になるのだろうな、とも思う

 上記に有る通り、名探偵と誉れ高い新十郎に対抗したい虎之介が、維新の傑物である勝海舟に事件のあらましを告げて知恵を借り、解いたと思った所に見落としが有り、ソコを的確に見抜いていた新十郎が真相を暴く…と云うパターンが成り立っている
 で、真相を知った海舟が『事件の詳細を事細かに告げないから』だとか『現場に居合わせないと気付かない盲点を突かれた』とか、まぁ自分は『与えられた情報の中で最良の推理をしている』と云うスタンスを崩さずに相談に来た虎之介を最後にディスっているのだが、当の虎之介は海舟に心酔しているので恐れ入るばかり…と云う辺りでオチが付く感じである

 途中から、上記の通りミスリードで辿り着く『偽りの真相』を考えるのが面倒になったのか、海舟の出番が非常に減って来ているのだが
 ソレにしても、勝海舟と云えば、維新の傑物で日本史(近代史)には必ず名が載る人物なのだが、そんな人物を此処まで扱き下ろして良かったのか、と云う感想も出る
 調べると、海舟の没年は1899年、坂口は上記の通り生年が1906年なので、生きた時間は全く被っておらず、人物像は伝聞でしかない筈なのだが…

 併せて、最初には警察内部に古田巡査と云う老警官が登場し、新十郎の手足となって証拠集め等を手伝う記載も有るのだが、ソレも途中で御役御免と云うか…何時の間にか出て来なくなり、証拠その他は新十郎が自身で出歩いて集める事が殆どになる
 この時代の作家はシリーズを書くに当たって詳細な設定等記しておかないのが常なんだろぉなぁ…と思えてしまう
(事実、今度気が向いたら書こうと思うのだが、横溝氏の金田一シリーズでも準レギュラーの設定ミスを見付けている)

 この当時の作家と云うのは純文学を追及する学者で無い限り、人気商売であり、読まれる作家が人気作家だった…と云う事は、現在のラノベ作家とスタンスは指して変わらない筈なのだが、読者もその辺を全く気にせずに読んでるだけなのか、最近のヲタが細かい所に気付くだけなのか…ラノベ作家の方が人間関係だの物理的な位置関係だの、詳細な設定を考えてから書き始める人が多い気がする

 さてさて、次に不連続~なのだが、文体は逆に安吾捕物帖に比べればまだ読み易い
 ただ、登場人物が非常に多い
 密室では無いが、酷い田舎の大邸宅…周囲には1里以上離れた場所に人里が有る程度で『犯行の為に外部から進入して、犯行後にまた外部に逃げる』は不可能では無いが、ソレを連続で行うには効率が悪過ぎる…と云う事で犯人は大まか絞られてくる…と云った状況
 そんな邸宅に主人・客・使用人等併せて28人の人間が集められ、立て続けに発生した殺人事件により、8人が被害者となる
 普通に考えれば連続殺人事件なのだが、殺された被害者に一貫性が無く、一連の事件として考えると動機がハッキリしない…別々の犯人が其々別の思惑で事件を起こしているかも知れない、と云う可能性も含めて『立て続けの事件だが、不連続』と云う意味でタイトルが付いた、と作中にもそれとなく書かれている
 まぁ実際の所、それでは推理のし様も無く、同一犯に因る連続殺人事件だった訳だが…

 上記の通り、登場人物が非常に多く、しかも其々に『誰が誰を呼ぶ時にはこの呼び方』の様に『この発言でこう呼ばれているのは誰だっけ?』的な思い出しをしないと話も頭に入り辛い作風である
 更に人間関係も酷く複雑で、現在Aの妻だが、元はBの妾で更にCとも関係有り…の様な入り乱れが激しく、そう云う意味では誰が死んでも叩けば動機の一つ二つ持ってる奴は複数出る…と云う様な、やはり『容疑者多数で、この殺害が可能な人間は…? と云うHow done it的な作品である』と云える

 初出では章区切りで雑誌掲載をしており、懸賞金を出して読者への挑戦状と云う形で『此処までで犯人が判った人は居るかな』的な文章が末尾に付く章が幾つか散見される
 しかも、エラリー・クイーンの様にスパッと書かずに、自分の知り合いの作家名を出して『コイツは良い所まで読んでるがマダマダだ』とか『コイツの発想は当てにならん位、明後日の方向に行っている』とか、作中の人物でない『作者の言』で書かれる文章が有るのは、珍しいと云えばそうだが、読んでて少々鬱陶しい感じも有る
 結果、見事に犯人・動機・トリック等を解き明かしたのが4人出たらしく、その内本当に寸分違わずの1名を大賞とし、残り3名を2位扱い、後はトリック等は外している部分が有るが犯人は当たってる人が4人の計8人に懸賞金を送った、と云う扱いで締め括っている

 まぁ最後に探偵役の登場人物が全ての謎を解き、殺害に関するトリック及び動機の説明等、全部済ませた時に矛盾は無く、他の解も得られない程度には完成していたので、推理小説として成り立ってはいるのだが…横溝小説の方が読み易いなwww

 坂口安吾は他にも20少々の推理小説を書いていたそうだが、申し訳無いが、これ以上読む気にはなれない…現在は横溝正史の『夜歩く』に本を移している
 女王蜂も見れる映像作品は出来るだけ集めたし、原作も読んだので纏められると云えばそうなんだが…間が空いた所為で改めて読み直した方が良いかな、とも云える状況(同じく『本陣~』も)なのがナンともwww
 未だに私のブログで検索件数で引っかかるのが横溝作品(八つ墓村とか病院坂とか)なので、もしかすると期待されてる? 或いは期待はされてないけど、そう云うの書けばまた見られる? とは思うのだが…あれ、書くの凄ェ根気と労力が要るんだよねぇwww
 まぁ気が向いたら、と云う事で

 さて、次は…ナニも書く事が無い
 故に、また何か探しながら…と云う事で
 ソレまで皆様、御多幸を^^

|

« 17年5月速水亮FC大会 | トップページ | 部屋の扇風機等とガスト尾久店 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

どもです。

「不連続殺人事件」というと、巨勢博士が出るやつですよね。読んではいないんですが、中学校の頃に映画監督の羽仁進が書いた「学校で教えてくれないこと―コセ博士と知的探偵団」という本を読んだことがあります。この本の主人公が「不連続殺人事件」の探偵巨勢博士をもじって「コセ博士」と呼ばれているんです。
ちなみにこの本の内容は割と自由な小説風随筆で、歴史や小説や中学生ぐらいの時にありがちな事件などについて登場人物たちが語り合ったりするもので、「不連続殺人事件」とは全然関係ないのでまあこの際どうでもいいです。

で、本題ですが「不連続殺人事件」を読んではいませんが昔TV放映された映画は見たことがあります。ググってみると昭和52年作だそうで、古いですがちょうど横溝正史ブームと被る気がします。しかしこちらは配給がマイナーだったためかあまり話題にならなかったようです。
同じ頃だったと思いますが本屋で原作を見かけたら映画のワンシーンが表紙になってたんですけれど、胸をはだけた女性に男が刃物を突き付けているといういいのかそれ?なシーンでした。

映画はどこまで原作に忠実なのかわかりませんが、出てくる人物の数は多いわ奇人変人に気〇いばかりだわ、やたら淡々と人が死ぬしおっぱいは多いし、謎解きのため「だけ」に出てくる探偵は描写薄いし羽仁進が巨勢博士のどこが気に入ったのかわからないけど、一応推理ものとしてはそこそこ面白かったと思います。
しかしこの映画、原作の表紙みたくやたらおっぱい見せてるんでなんなんだ?と思ってたけど、今ググったら監督さんがロマンポルノを多く作った人で役者さんにもそちらの女優さんが多かったのね。ついでにさらに調べたらこの監督さんいろいろとすごい人生送っててびっくりしました。

でわでわ。

投稿: あひる | 2017年5月25日 (木) 22時12分

Shot>あひる提督
 コメント感謝します

 そうです、巨勢博士と云う探偵役が登場する作品です

 ご紹介戴いた本も申し訳ありませんが未読です…ってか、このコメント戴いて知ったのですが、そう書かれるとチト興味です…しかし、ナニ分他に読みたい作品が多いモノで(金田一シリーズは全部読みたいしなぁ…)当面先か、多分読まずに終わる気もします、申し訳ありません

 さて、この作品ですが、wikiで見た時に映画化されてるのは知ってましたが、私は見てません…そうですね、石坂浩二の第1段『犬神家~』が1976年、古谷一行の第一回も『犬神家~』でしたが、コレが1977年ですから、ほぼ同時期の作品と云えると思います
 小説としては結構評価が割れてる様で、私の様に『推理作品としては完成してるけど、読み辛く評価は低い』とする人は余り居ない様ですねwww
 書かれている通り、登場人物が多い上、ほぼ全ての登場人物が奇人変人気○いで性的モラルが完全に崩壊している世界の話ですから、当時の読者が何を考えてコレを読んだか判りませんが、今の感覚で読めばトンでもない感覚の作品だ…と云うのが大抵の否定派の感想です
 肯定派としては、推理の道筋は立っているし、坂口安吾が目指した作品はクリスティの『ABC殺人事件』との話も有り、当時ミステリ後進だった日本の作品としては、これ以上の出来は望めない…日本の推理小説黎明期の名作の一つである、と云う感じですか
 私は最近になって青空文庫からDLして読んだ訳ですが、著作権フリーになる『死後50年』は坂口安吾で云えば、1955年没ですから2005年以降の話になります
 まぁソンな訳で文庫でのこの作品は見た事が無いんですけど、まぁ犬神家~とか悪霊島とか、横溝作品でも映画化されると、その作品の画像やキャラを使った文庫販売が一時的に起きるのは昔から有りますからねぇ…
 しかし、映画は若干話を変えてるのかも知れませんねぇ…
 この作品では8人の被害者が出ており、内4人が女性なんですが、絞殺2人、毒殺1人、崖から突き落とされたの1人で、刺殺される女性は居ないんですよねぇ…
 ちなみに男性は刺殺2人、毒殺2人です
 …あ、突き刺してるんぢゃ無くて突き付けてるだけですか…ならば、もしかすると…と云うシーンは有ったかも知れません
 些細な事で云い争いを始めた元夫婦(妻は主人公の友人である館の長男と再婚済み)が取っ組み合いの上、逃げ出した元妻を元夫が追い掛け回して屋敷の敷地中(庭にも一時出て)駆けずり回り、元妻は自室に逃げ込み一晩篭城、元夫はその部屋の前で一晩喚き散らす…と云うシーンがありましたが…
 濡れ場では無く、取っ組み合いの末での肌蹴であれば、もしかすると…とは思います
 ケド、あのシーンは酔っ払った元夫に軽い暴言を吐いた所から起きた話なので、包丁を持ち出す事は無かったと思いますが…
 まぁ見てない映画の話ですから、想像でしかありませんが…

 あと、淡々と人が死ぬのも確かです…329頁との事(Kindleではフォントを大小変えられるので、Amazonでの角川版文庫でのデータになりますが)ですが、ほぼ同じ長さ(同じデータで353頁)の獄門島では花雪月の三姉妹と海賊の4人が被害者、同じく8人が殺害された(他に2名事故死は有るが)八つ墓村は494頁とあり、大量殺人が比較的多い横溝作品に比べても頁に対する殺人事件が多いのは事実です
 当然、ソレだけ一つゝの殺人は淡々と進みます
 329頁と云うのも、本文に有る通り附記として犯人当て懸賞の煽り文句(本文にも書いた『作者としての言』で、読んでて少々鬱陶しい)を含めた頁数ですから、本文は更に減るでしょうし…

 おっぱいが多いってのも上記の通り性的モラルが崩壊してる連中が集められた…と云う舞台設定なので、映像化すればおっぱい描写は多いでしょうね…

 謎解きの為『だけ』に登場している探偵も…まぁ話として犯人が呼び寄せた連中は『誰が殺されても可笑しくない程、異常者ばかり』と云う舞台にしたかったのと、捜査を混乱させる様な迷探偵が居れば自分たちもやり易くなるだろうと呼んだだけで、確かに必然性が無い呼ばれ方をしてるんですよ、巨勢博士は…
 ちなみに博士ってのは主人公と友人である館の長男の書生仲間で『文才は無いけど日々の小事件等での洞察力が凄い』と付けられた徒名です
(当然、何某かの博士号を持ってる…と云う訳では一切ありません)
 この人も金田一タイプで、自分の考えを全く漏らさずに最後で解説するので、殺人防御率が激低です
 特に、最後の殺人については、犯人も、次の犠牲者もほぼ特定しているにも拘らず、証拠固めに遠征し、帰ってきた時には犯行後でした…確信が無くとも最後の犠牲者は巨勢博士を信用していた人物なので一言忠告でも有れば変わったかも知れないのに…です
 まぁ本文に有る通り、懸賞金を掛けた犯人当てクイズも兼ねてましたし、そう云う展開になるのは仕方ないのかも知れませんが

 映画については…今度、機会が有れば探してみるのもアリかな…AmazonのDVD情報を見ると140分と云う事だし、ソコまで見るのが苦にはならないかも…でも、本当に読むのが面倒だった作品だけに映画も面倒かも知れないなぁ…まぁ怖いもの見たさで見るのはアリかなぁ…ナドと思いますがwww
 監督は軽くwikiで読みましたが、確かに日活がロマンポルノを始めた時の監督さんで、ソレ系を結構撮ってる様ですね
 その後、横山やすし氏に見込まれたり監督業を引退して業界ソノモノから失踪状態になったりと、結構な歴史を持ってる様ですが…
 余り実写映画は見ないので、良く知りませんが…

 では、また^^

投稿: 毘沙門天松茸 | 2017年5月26日 (金) 12時02分

返答どうもです。

羽仁進の本については、巨勢博士の名前が出てくるというだけで共通点はないので読まれなくてもいいと思います。というかもうかなり昔の中高生向けの本ですから入手は困難と思われます。

ようつべを検索したらさすがに本編はありませんでしたが予告編はありました。
https://www.youtube.com/watch?v=7xhZXQI_Kk8
文庫本の表紙になっていたのはたぶんこの中の女の人が台か何かに固定されていて焼きごてとメスを当てられているシーンではないかと思われます。もっと調べるとこれが出てきました。
http://d.hatena.ne.jp/odd_hatch/20111012/1318367514
たぶんこの表紙であったと思います。こんなのが普通に平積みで置いてあったりしたら、そりゃ人目を惹きますよね。しかしこちらのブログを読むまで、初出が犯人当ての懸賞になっていたとは知りませんでした。
しかし予告編だけでも見返してみるとけっこう豪華な顔ぶれですね。内田裕也があんな役で…。あと内海賢二とか田村高廣とか。瑳川哲郎ってどっかで見たなと思ったらウルトラマンエースの隊長でしたか。
この映画の配給のATGというのは若手中心に芸術的で非商業主義な映画を作るのを旨とした会社で、ガキの頃深夜TVでいくらか見ましたがまあおっぱい多めでした。中には竹下景子みたいな後の大物も脱いでましたねえ…。マイナーばかりでなくたとえば大林監督の「転校生」もATG映画ですし、あと1975年に中尾彬が金田一で「本陣殺人事件」の映画を出してます。

まあそれはさておき、いろいろ評を読んだ限りでは映画は原作にかなり忠実だったようですね。冒頭から「妹が好きだ。一線は越えてないけど」などといきなり頭痛を痛くする発言が出るような展開ですが。
しかし松茸さんが書かれた元夫婦の大ゲンカ、まさかあそこにあんな秘密があったとは。そしてそここそが探偵の推理の突破口になった、というのはなかなかこのお話の白眉でしたね。あの謎解きはスカッと得心が行きました。

でわでわ。

投稿: あひる | 2017年5月26日 (金) 23時47分

Shot>あひる提督
 レスへの返信感謝します

 御紹介戴いた本は確かに不連続~と直接関係無い事は確認済(Amazonの紹介等)ですが、まぁ本の内容に純粋に興味持っただけです…ただ、仰る通り随分昔の本らしく、中古でも¥2K超えとか、流石にソコまで出して入手するのも躊躇われるので、多分読まないで終わるとお思います^^;

 で、映画の予告編と当時の表紙、見させて戴きました
 なるほど、このシーンですか…最終局面に近い場面で最有力容疑者にされた医者が内縁でデキていた看護婦の浮気を白状させる為に拷問し、暴行・傷害罪で逮捕されるんですが、その時の拷問シーンの様ですね…

 まぁミステリ好きにはソレナリに有名な作品では有る様なんですが、一般にはソレほど有名な作品では有りませんし、実際に読んでみるまで懸賞小説だった…と云う事を知らない人は多いのではないでしょうか
 実際、私も読むまで知りませんでしたwww

 私は実写映画や役者に疎いので余り良くは知らないんですが…確かに内田裕也・内海賢二は名前位は知ってます
 田村高廣って…あぁ何処かの記憶に引っかかってましたが田村正和の実兄ですね
 瑳川哲郎(TAC隊長)は名前でなく顔は知ってますwww

 今更おっぱい映画をソレ目的で探してみる程、性欲旺盛な訳では無いですが、時間とタイミングが有れば見たいかな、とは思います
 最初のレスの様に途中で疲れるかも知れませんがwww

 そぉ云へば、大林監督の『転校生』も主演の女の子は中身が入れ違ったのを確認する為にイキナリ上半身捲り上げて自分のおっぱい揉んでましたねぇ…www
 中尾彬の本陣~は、いずれブログ記事にしようかと動画データは押さえたんですが、特におっぱいは気にならなかったかなぁ…ソレよりヒッピー風と云うか『昔の貧乏臭い学生風』な中尾彬扮する金田一が凄ェ印象に残ってて、もぉ後はどぉでも良いや(いや、ブログ記事にするには不味いんだけど)的な印象になってますwww

 あぁ、一馬氏の台詞ですね…まぁ原作小説では一馬→加代子は一応、血縁関係を考慮した上で感情を昇華してプラトニックと云うか聖母への敬慕的なモノと思う様に出来たらしいが、加代子→一馬は加代子が病弱で世間に出ないで本ばかり読んでいた所為か、世間での血縁関係云々を全く忌避しない性格に育って、バッチリ肉体関係付きで愛する様に育って来ているのをナンとかかわしている…と云った説明がされるんですが

 あぁ、ネタバレ確認したんですか…そうですね、先日のレスではその辺について全く触れなかったんですが、コレが推理の取っ掛かりになってます
 確かに説明の付く話ですので、その辺を所謂『この作品の肯定派』は戦後間も無くの日本でこの様な推理小説が書けていた事に対する賛辞も含めて名作扱いしている訳です
 御紹介戴いた予告編フィルムでも元夫婦の喧嘩が始まるシーンについては入っていたと思います

 では、また^^

投稿: 毘沙門天松茸 | 2017年5月29日 (月) 12時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510881/65317891

この記事へのトラックバック一覧です: 明治開化 安吾捕物帖と不連続殺人事件:

« 17年5月速水亮FC大会 | トップページ | 部屋の扇風機等とガスト尾久店 »