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2016年5月22日 - 2016年5月28日の記事

2016年5月24日 (火)

悪魔の手毬唄(漫画:つのだじろう版、ネタバレ多数)

 書く事が無いので場繋ぎでwww

 いや、実は買う積りは無かったのだが間違いで入手して仕舞ったのだwww
 先日の更新で現在、悪魔の手毬唄を読書中である旨書いたが、コレは前回の記述通り、映画1本TVドラマ2本の計3本しか視聴しておらず、今後リリース予定の古谷2時間版のTVドラマは3ヶ月後になる予定である
 漫画版も複数出ている様だが1作も持っておらず、私的に金田一を描かせたら一番良さ気だったJET氏の作品も持ってない
 時間に余裕の有る話だが、古本で良いから入手したい…と云う事で、先ずブックオフとまんだらけを調べたが該当が無かった
 最後に藁にも縋る思いでAmazonを調べてみたら…見付かるぢゃんwww

 少々検討した上でポチったのだが(その時、併せてJET版悪霊島も見付けたので、一緒にポチった…出してる店が違ったので、別発注扱いになったが)、翌日発注を確認して吃驚
 作品名に悪魔の手毬唄、作者にjetとなっていたのだが、価格等が2段で書かれており、その下段のリンクをポチったら、似たような扉絵に書かれた作者が『つのだじろう』となっていた事に気が付いたorz
 取り敢えず、JET版を改めてポチったのだが、つのだ版も取消しせずにネタとして比較も良いか、と思って放置した…と、云うのが入手経緯である
 つのだじろう…私の年代では『恐怖新聞』や『うしろの百太郎』が印象に深いが、どぉも原作付きの漫画を描いているイメージが無い

 まぁ良い、さて、最初に届いたのがつのだ版(その後、JET版悪霊島が届き、現在、JET版手毬唄は発送完了のメールが届いた)だが、読み切って最初の感想は『別の意味でネタになるな、こりゃ』であるwww
 変に原作と比較とか、しようモンなら中途半端に合致してる部分が有るだけにタチが悪く、別記事にするしかない、と思って今回の更新になったwww
 話の8割方が違うが1割強合致するからタチが悪いwww

 さて、原作は半分と少々先まで読み終わった…仁礼文子が死んで金田一が手毬唄を聞かされて…と云った辺りまでである

 で、舞台設定だが、原作では昭和30年7月に金田一が鬼首村に滞在を始め、事件は8月に入ってから起こる
 つのだ版は昭和50年8月の事である…地文等で説明は無いが多々羅放庵に来た元妻のおりんからの手紙について、消印が昭和40年となっており、コレを10年前と云っている事、最初に金田一が岡山県警に呼ばれた際に掛かってた垂れ幕の交通安全週間周知が8月だった事から読み取れる
 ちなみに、wiki情報だが、描かれたのは1984年(昭和59年)である
 場所は岡山県と明記しており、原作と同じである
 詳細は漫画には無いが、昭和50年でバスも通ってない片田舎…と云う事なので、まぁ寒村と云う部分に異論は出ないだろう

 金田一の来村動機は原作では養生の為(本当に休暇を満喫する為)で、ソレを磯川警部に旨い事利用された形である
 静養の為に良い場所を紹介して欲しいと依頼した金田一に、磯川が紹介した場所は昭和7年に発生、既に時効を迎えた(当時は殺人の時効は20年、現在は殺人等凶悪事件に時効は無い)殺人事件現場であり、その話を聞かせて捜査協力をさせようと目論んだ訳だ
 そんな中、関連したと思われる失踪・連続殺人事件が起きて…となる
 つのだ版では磯川警部から20年前の殺人事件の再調査をして欲しい、とバッチリ依頼される
 殺人事件の時効が廃止されたのは2010年、平成22年の事なので、昭和50年当時でも時効は成立していた後の訳だが…まぁだから、警官個人が私立探偵に捜査依頼を出来たのかも知れんが

 しかし、肝心の金田一の外見がナンともはや…丸眼鏡に上下揃いのスーツ、ネクタイであり、口髭も生やしているwww
 映画でも、まぁ八つ墓村の渥美清の様に(アレは完全に寅さんだよなwww)原作のスタイルでないモノが多々有る…と、云うより石坂浩二の映画以前は原作のスタイルを再現した金田一が居なかったと思える程であるが、コレもまた笑うしかない
(昭和50年と云う時代では、逆に原作準拠スタイルの方が目立つかも知れないが)

 人間関係として、仁礼と由良の対立とか、村の青年団での人間関係とかそう云うモノはつのだ版には一切描かれていないwww
 併せて云えば、狙われた3人(由良泰子、仁礼文子、別所千恵子)はユニットを組んでアイドル活動をしている
 しかも歌ってる歌は手毬唄を元にしたと云われる殺伐とした歌で、3人ともトップレスで下半身も裾無しレオタードの様な、体を強調した衣装でである
 ユニット名リリス、3人も其々芸名を名乗るが悪魔に由来したと云われる名に苗字を併せて(別所千恵子は大空ゆかり名では無い)名乗っている

 昭和50年と云えば、丁度日本中がオカルトブームの真っ只中、資料に依ると小松左京の『日本沈没』が1973年(昭和48年)、翌年に映画『エクソシスト』大流行、TVでも『あなたの知らない世界』がスタートして心霊現象をTVで真面目に解説する番組が後を絶たなかった時代である

 兎に角、そのヒット曲を其々1コーラスづつ計3コーラスを歌うのだが、事件はこの3人が自分で歌う歌詞の通りに殺される…と云うモノである
 ただ『リリスのヒット曲は手毬唄の歌詞を基にした』と云うのは解決寸前で判る事で、リリスの歌の歌詞は小説や他の映像作品等で流れるアレとは全く違う
 要点を比較すると其々こうなる
 由良:錆びたナイフで両目を抉り、両手首を切り離して川に流す
(原作ではうわばみ娘、枡で量って漏斗で飲んで)
 仁礼:ハリネズミの様に釘を満遍なく打ち込んで
(原作では爪長娘、大判小判を秤で量り)
 別所:凍らせた人の腿肉を使って一撃で
(原作では小町でござる、錠前狂えば鍵合わぬ)
 …何処をどう参考にすれば原作の歌詞から、こんな歌詞になるのか…
 上記の通り、一応解決間近で鬼首村に昔から有る手毬唄を青池源治郎が改訂した…と、判明するが絶対最初から作詞した方が早いたろうwww

 さて、20年前(原作では23年前の昭和7年)に起きた鬼首村の詐欺及び殺人事件について、被害者とされる青池源治郎は原作では亀の湯の次男坊で神戸に行って活動映画の弁士になり、トーキー及び字幕スーパーにより職を失って村に戻ったのだが、つのだ版では歌手を目指して村を出て、ドサ回りコンサートの前座止まりの鳴かず飛ばずで村に戻った事になっている
 この時に詐欺・殺人の犯人とされた恩田幾三は原作ではモール飾りの機械を売り付ける詐欺(原作では結果的に詐欺になったが、元受会社が倒産しなければソレで本当に儲ける積りだったのではないか、と云う解釈もされている)を働いたが、つのだ版では芸能プロを装ってデビュー詐欺をしている(詰まり、こちらは最初から騙す積り満々である)

 亀の湯に残った源治郎の妻リカだが、つのだ版では子は里子のみであり、歌名雄の存在が飛ばされている
 狙われた3人が全員歌手デビューして都会でやっているので、村で恋仲になる事も無く、歌名雄の必要性が無くなったからなのだろう
 で、此処は原作と同じなのだが、別所千恵子の身代わりになり、青池里子が殺される事になる
 また、殺人動機も基本線は同じく、20年前の事件は源治郎の浮気に対する嫉妬での殺人で、現在の事件は同じ源治郎(幾三)の娘でありながら、1人醜い痣を付けて生まれ付いた我が娘への愛から、残りの3人を嫉妬して…と云う事である
 推理途中で金田一が箇条書きにした要点として『放庵の生死、また所在は何処に?』や『放庵の生活費は何処から?』等、10ヶ条位の疑問点に付いても原作小説に載っている
(死体の状況が違うので、その辺の改変はされているが)

 が、20年前の事件について、被害者と加害者が入れ替わっているのでは? と云う疑問点に対し、青池源治郎と恩田幾三の写真照合をしていない(金田一が進言して照合、直ぐに同一人物と判明した…ちなみに、原作では恩田も源治郎も写真嫌いで写真を残して居らず、当時も照合を試みたが結局出来なかった…となっている)とか、犯人を追い詰める方法がイタコを装い嘘の降霊術で容疑者『おりん』の霊を宿した振りをして犯人に問い詰めるとか云う『昭和50年だろ? 引っかかるのか?』と云う手法だったり、今読むとカナリ笑えるのだ
 頁数等での制約が有ったのかも知れないが、穴が多い…

 降霊術云々については、冒頭に有る通り、私の世代ではつのだじろうと云えば恐怖新聞等のオカルト漫画で第一人者だったのだが、そのイメージが抜けずに今読むから、笑いになるんだろぉケドなwww
 上記の通り、昭和50年と云えばオカルトブーム真っ盛りで、日本中が心霊現象を真面目に信じていた時期ではあるのだが…

 今後、届くだろう原作にカナリ準拠している筈のJET版と今読んでいる原作小説も含め、映像化作品も4作(石坂劇場版、古谷TV全6回版、稲垣TV版、古谷2時間版)が出揃ってから、改めて6作比較をやりたい
 まぁ今回は番外編、と云う事で短く纏めた

 次回は…ナニが有るかなぁwww
 記事になる様な事は…あぁXライダー速水亮氏の第2回FC大会が週末に有るので、その辺が良いかも知れない
 記事が間に合えば、だけどwww
 ソレまで皆様、御多幸を^^

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