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2012年6月3日 - 2012年6月9日の記事

2012年6月 4日 (月)

金を借りる、と云う事

 チト思う事が有ったので、書いてみる

 私は人から金を借りた事は無い
 ガキの頃、駄菓子代\100・\200とか云う事は有ったかも知れないが、少なくとも成人してから、中学高校時代にも殆ど無かった筈だ
 大学には通わなかったので、所謂日本育英会(現:日本学生支援機構)の奨学金(ぢつはコレも借金で、大学等を卒業したら返済の義務がある)も受けては居ない

 18歳で高校卒業し、1年就職浪人したが19で公務員試験に合格し、以来退職も免職も無く過ごしているので、毎月のサラリーと年2回のボーナスは貰っている
 生活は親の所有する住居に住んでいるが、サラリー及びボーナスは全額親に管理を任せ、私自身は小遣い制で定額の中で趣味を済ませている
(単車の整備や新規購入等、額が大きい時は親に自分の貯金額の確認をして、小使いとは別に使う事がある)
 当然、生活費等、残額の中で親には適当に持って行けと云っている
(両親とも年金受給者であるので、ソレだけでは過ごせない分を引いている、とは聞いている)
 取り敢えず、ソレで金銭的には旨く回っているので、それ以上の事は余り気にして居ないが、態々親類知人に借金をする事は無く過ごしている

 一時期、上記学生支援機構の奨学金関係の担当をしていたが、ソレから数年して、別部署でまたコレの担当を始めた
 このことに付いても含め、思う所が出来た

 だから云えるのかも知れないが、親類でも友人でも無い奴から「金を借りる」と云う意味が判って無い奴が多過ぎだ
 そもそも、金と云うモノ…コレを稼ぐのが如何に面倒で大変か…サラリーマンたる私より、私の友人の方が自営やら何やらで良く知っている人間が多いし、釈迦に説法になるが
 取り敢えず、日がな1日、机の前で事務仕事…と云う私でも、職場での人間関係やら通勤場所ソノモノやら、文句が有るのを我慢して金を稼いでいる
 以前読んだNet小説で「大人とは『やりたい事の為にやりたくない事をする』人種」と云う台詞が有ったが、正にその通りである

 で、現代日本で金が無いと何かと不自由するのは自明であるが、正確には『金が足りないと何かと不自由し、金が無いと生きていけん』だと思う
 故に、無労働で収入を得られる「生活保護」の制度であ~でもない、こ~でもないと論争が生まれる
 この辺りの話でも幾つか思う所は有るが、此処で枝道にそれると帰って来れないので、今回は割愛する

 で、借金だが、大きく分けて2つ有ると思う
 親類や友人知人等、個人的な繋がりのある人物から借りる借金と、金貸しが本業である組織から借りる借金である
 稀に親類や友人知人の本業が金貸し…と云う場合があるが、その場合でも「個人的に」借りるか「そいつの本業から」借りるかで区別が付く
 個人的な借金は万一拗れても個人間だし、法的措置として裁判等で済む

 組織からの借金だと、実はそれ以上に結構キツい
 取り立てが厳しいのは当然だが、返せないとなると、本来借用時に用意する「連帯保証人」や「保証人」にも取り立ての手が回る
 借用時にそう云う用意が必要無いノンバンク系だと、信用情報機関と呼ばれる機関に情報が流され、以後年単位(しかも1年2年では無く)でローンが組めない、クレジットカードが作れない等、自己破産に準じる足かせが出来る事になる

 本来『金を借りる』と云う事は非常にデメリットの多い、およそ「しない方法が有るなら全力でしない事を選ぶ」程度の事なのだ
 それでも、どうしても回避出来ない事情により借りる人が有るのは致し方ない事かも知れない
 その場合であっても、今後どの様なデメリットが発生するかを吟味して、極力安全に借りる努力を怠ってはならない
 返済方法、利率や万一それを怠った場合のデメリット等を確認し、納得しなければ借りる資格すらない
 以前、ノンバンク系で法で決められた以上の利率を設定し、しかも借用時にソレをワザと無説明のまま、証文は契約成立後に渡す等事前了承無しで貸し付けをした等、違法行為が目立ったので粛清された…と云う事は有った
 が、それ以降は法の目が厳しくなり、そう云った事も無くなった筈だが、ソレでも借金した側がナンやイチャモン付けて返済を渋る・踏み倒そうとする輩は居ない訳では無いらしい

 上記、私の業務である貸与型奨学金の件にしてもそうだ
 この奨学金にも当然、借金の証文に当たる返還誓約書なる書類(保証人等の実印証明等付きで提出)がある
 以前はこの奨学金、一定期間、月額で指定口座に振り込まれ、最後の奨学金が振り込まれた後に提出する方式であったが、この方法だと振込期間中に引っ越したり連絡先を無届で変えたりして逃げ出す連中が後を絶たず、現在は振り込み開始時に全振込(予定)額を記した書類を提出させることに変更された

 で、今、丁度その書類を学生に配布している最中なのだが、コレを取りに来ない連中が半分以上である
 ちなみに、提出しなかった場合は、〆切後に未提出者が確認され、即座に奨学生資格を取り消し、現時点までに振り込まれた全額の返還を求められる
(コレで返還を拒む・必要以上に遅れると上記の信用情報機関に報告される事になる)
 親類知人以外の他人から金を借りて置いて、証文の作成も拒むってのは既に踏み倒す以前の問題なのだが、そう云う事を平気でするのだ、今の大学生・大学院生と云うのは
 大学にストレートで入れた人間でも18(その年度の誕生日を迎えて19)、大学4年間、大学院修士2年間、博士3年間…つまり、世の大学生・大学院生の半分以上が20歳を超えた成人だと云うのに、だ

 金ってのは、何処からか降って来るモンでも無いし、地面掘り起こしたら湧いて来たってモンでも無い
 人に依っては死ぬ思いで稼いでいる人もいるし、私の様に贅沢な悩みに愚痴を溢しながらでも一応働いて稼いでいる
 そうでもしないと手に入らないモノで、ソレを使って「やりたい事が有る」から「やりたくない事をして稼いでいる」のだ
 ソレを簡単な手続きで手に入るから、と「金を借りる人間の最低限の義務」も果たさずに借りようとする連中が多く、本気で自覚が無いのかと思う

 確かに金ってのは有る所に集まって来るのか、金持ちは更に金持ちに、貧乏人は更に貧乏人になるのが現代日本の社会構造なのかも知れない
 しかし、傍目には楽に稼いでる様に見える連中も、実情は結構面倒な仕事も有る訳で…
 全ての職を実体験した訳ではないので、どの職なら濡れ手で粟の様だとは云わんが、苦労も無しに貰える金等微々たるモノだと云えるとは思う
 まぁ借金生活で苦しんでる奴が態々この手のブログを読む事は無いと思うが、有る意味業務の愚痴も含めて思う所を書いてみた

 ちなみに、友人に金を貸した事は有る
 その場合は、よほど信頼をしている人間にのみ「最悪、その金額をあげる(つまり返って来なくとも致し方無し、と考える)事も考慮の上で、許容出来る金額分を貸す」事にしている
 そして有る時払いの催促・利子無しが信条である
 コレが友人間で金が絡んでもトラブルにならない秘訣、と思っている

 次の更新は不明だが、またネタが有ったら
 ソレまで皆様、御多幸を^^

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